盗難証明書をもらうのはハードルが高い!

紛失証明書じゃダメだったんです。
盗難証明書でなければ!

私のような悔しい思いをしないように、体験談を書いておこう
アテネのツーリストポリスは繁華街を外れたビルの、奥まったところにありました。表に看板もありません。
中に入ると、中央に大きなカウンターが一つ。入って右手にソファがあり、警察官が四人座っていました。そこで、スマホを盗られたのでポリスレポートを、
と言いかけた私たちにいきなり不機嫌そうな大声で、
ヘイ! そっちのカウンターだろうが、オリャ〜(と言っているように聞こえた😅)
と怒鳴られたので、旅行者のヒーロー、ツーリストポリス!の印象はガタ崩れでした。

休憩中のポリスに話しかけちゃったのねーダ
カウンターの中を覗き込むと、座っているポリスが二人もいました。英語で盗難に遭った状況を詳しく説明しようとすると、それを遮るように、
これに書いて、あっちで。
と紙を渡され、カウンターからどいてあっちへ、と手振りされました。
紙をもらって書くと、
場所、日時、失くなった物、を書く欄以外に滞在先、出身地、両親の名前(なんで?)などを書く欄があり、、、
でも肝心な、どんな状況だったか書く欄はどこにもない。

これからヒアリング受けるのかな
と思ってカウンターに紙を提出しに行くと、ポリスは
グヮシっと受け取ると、無言でバン、バン、とスタンプを押し、
これで有効だから。とっとと行った行った(と聞こえた😅)と紙を返されました。

これでいいの?ことの顛末を聞いてくれないの?一抹の不安は残ったけれど、もう早く宿に帰りたい😭と思ったのよねぇ
はい。よくよく見たら、紛失証明書でした。
でも、その時はそれが大きな間違いだったとは思いもしなかったです。保険会社に提出するのに、原本が必要なので、後生大事に持ち帰りました。

なのに!
『紛失証明では、盗難被害の証拠にならない』と保険会社から携行品保証の対象外を言い渡されてしまいました。
あの時、「これは紛失証明書で、盗難証明書が必要です!」と言わなければいけなかった。

言ったところで、そうしてもらえたかな、そんな雰囲気ではとてもなかったけど

ツーリストポリスへ行くのは、たっぷり準備してからでもよかったですね

ツーリストポリスでも、引き続き犯人を追ってくれるのかと思ってた…

ツーリストポリスは、あくまで最終的に書類作成してくれるだけ、と覚悟しておいた方がいいです。
ツーリストポリスへ行く前の事前準備
位置情報で自分のスマホが今どこにあるのかわかっていても、継続的に警察が動いてくれることは難しいとわかりました。

スマホが手元に戻ってくることは諦めて、次なる策を考えるべきだった
ツーリストポリスで有効な盗難証明書を書いてもらうのも、なかなかハードルが高いようです。言葉の壁もあり、門前払いを食らうことも。
でも、もしこれだけしていたら、違ったかもしれない、ということを考えてみました。

まず、宿に帰って落ち着こう。何か食べよう

そう!頭を冴えさせたら、スマホに入っていた情報漏洩や不正利用を阻止するための行動に移ろう!ツーリストポリスへの準備はそれからでも遅くないです
盗まれたスマホに、画面ロックや顔認証などのセキュリティをしていなかったら、情報漏洩や、不正利用の恐れがあるので、大急ぎで、対処しましょう。
スマホ決済、金融機関のアプリを一時停止する
SNSのパスワードを変える 等です。
それらを終え、一安心したところで、ツーリストポリスへ行く準備!
当時のことを時系列に思い出しながら、細かく書き出し。
場所、時間、証言者の存在、等思い出す限りを書いていきます。それを翻訳アプリで翻訳!
それを持って、盗難証明書=Certificate of THEFT をお願いしましょう。
紛失証明書=Certificate of LOST ではなく!
盗難証明書を出してもらうのは、ハードルが高いみたいです。でも、事件の経緯が詳しく書かれたものと証拠の写真などがあればきっと違ったはずです。

犯人捜索してくれた繁華街のポリス等に、ひとこと書いておいて貰えばよかったなあ。
連れに、私がポリスと話している様子を写真に撮っておいて貰えばよかったなあ。